サイズ:H280mm x W250mm x D250mm
松嶺貴幸が3次元デジタル彫刻したモデリングデータを特殊3Dプリンターで99%ピュア出力し、彫刻作品としての原型を制作。無数の工程による特殊加工を施して表面を段階的に仕上げる師玉の立体作品です。
自身の極めて死に近い体験と、千利休のわびさびの観念をクロスさせ、惨事や痛みをも「美」とするために表現した立体作品。首の骨を折る大怪我は生を揺るがす大事件、大惨事でした。その惨事を呪う日も少なくありませんでしたが、今日までの時間の経過と共に、その惨事によってもたらされた事象について祝福できるようになりました。事故が起きた当時の患部はそっくり再現され、その要因となった場所から芽が伸びています。そして花を咲かせるようになりました。惨事が無ければ花は咲いたのでしょうか。マザー・マリアの慈悲の心を称すバラが一凛ひっそりと添えられています。
*作品証明書付き
*作品には現代アート作家Takayuki Matsumineの直書サイン入り